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TKCというシステム

税理士事務所によって、使用している会計ソフトが異なります。
複数のソフトを使用している事務所もあれば、「これ1本」と決めて特定の会計ソフトを使用し、顧客にもそのソフトしか使用をさせない、という事務所もあります。

現在たくさんの会計ソフトが市場に出回っていますが、「これ1本」の代表格が「TKC」です。
創業者の生い立ちが「不撓不屈」という映画にもなった業界でも最有力のソフトのひとつです。
このTKCを使用する税理士は、TKCへの思い入れが非常に強い税理士が多く、TKC以外のシステムの使用を顧客に認めない、という事務所が大多数となります。
もともと税理士が開発したソフトということもあり、税理士方向を向いているソフトという印象を受けます。
ソフト会社から税理士への囲い込みも非常に手厚く、TKCの会員であることが一つのステータスのようにも感じられます。

会計ソフト自体は、同じ内容をどのシステムを使って計算しても、同じ結果になるはずなので、システム自体の良し悪しはここでは置いておきましょう。

ひとつ言えるのは、「少し割高かな?」という点です。
通常、TKC会員の税理士は顧問料にこのTKCの「システム使用料」を含んで算出をします。

もし、「ん、ちょっと高いかな」と感じられたときは、
「システムを変えることで料金が安くなることはありませんか?」
という聞き方をしてみるもの、一つの方法かも知れません。

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